メイン・ワールド共通資料

こちらでは、本作のより詳細な設定資料を公開しております。

以下の設定は、全シナリオ共通で適用されます。

もっともこれらの設定は、あくまで世界観のバックボーン的なものです。

あまりディープな部分を気にしなくとも、各シナリオにはお気軽にご参加いただけます。

プレイヤーの皆様が、ご自身の行動内容を考える際などの、ご参考程度にお考えいただければ幸いです。

​ ※関連ページ:WORLD(本作の根幹的な設定は、こちらでご紹介しております)

【作中世界の基礎知識】

作中世界の通貨

アレイダの統一通貨は『ポンド』です。

 

この貨幣はアレイダ内なら、どこの惑星・国家でも使用できます。
なお1ポンドは現代日本の貨幣価値に換算すると、だいたい100円です。

 

クレジットカードや電子マネーの普及率は、現代日本と同じ程度です。
一般的な店舗ではたいてい使えますが、小さな個人商店や未開地域などでは使えないこともあります。

作中世界の言語

本作の世界では、全人類の『共通語』が普及しています。

なので出身や国籍が異なる人々の間でも、会話は普通にできます。

もっともかつて地球にあった言語が、完全に廃れたわけではなく、好みで共通語以外を使う人もいます。

作中世界の通信手段

現代世界に存在する情報通信機器は、作中世界にもたいていあります。

 

携帯電話やパソコンはもちろん、多機能携帯電話(スマートフォン)や、

タッチパネル型情報端末(タブレット)なども広く普及しています。
他にも無線など様々なものがありますが、それらは概ね『情報端末』と総称されます。

作中世界のネットワーク

インターネットの普及率・使用感覚も、現代世界と変わりありません。

惑星・国家単位でのインターネットは、アレイダ全域で整備されています。
星間ネットワークもあり、ある惑星から他の惑星への通信も可能です。

通信系ソフトウェアは『COM(コム)』というアプリが普及しており、

音声通話・テレビ通話・Eメールなど、様々な用途に使えます。
 

ただしアレイダ外との通信は、距離に応じた通信タイムラグが発生するため、同時通話は困難です。

その場合はEメールが、主な通信手段となります。

作中世界の文化 

映画・小説・コミックなど、現代にある文化や娯楽は、おおよそアレイダでも親しまれています。

時には宇宙開拓時代以前の古典作品(つまり我々の住む現代の作品)を好むマニアもいます。

もちろん音楽や美術も存在し、それらのクリエイターもユーザーもいます。

未来世界の宇宙の辺境であっても、人が人らしく生きていくためには、文化が必要なのです。

作中世界の食生活 

食生活は、惑星や国ごとにまちまちです。

太陽を持つ地球型惑星では、現代と同じように農業や牧畜が行われており、採れた作物などが食卓に上ります。

海がある星なら漁業も行われており、その土地ごとの魚介類が、食生活に華を添えます。

それ以外の惑星や国では、食料プラントで養殖された食料か、他国からの輸入品が食されています。

さらに安価な合成食料も流通していますが、やはり合成食料よりは養殖作物が、養殖物よりは天然作物が人気です。

天然作物の生産の中心地は、『商業と観光の国』メネディア共和国です。

そこで生産された食料が、各国に輸出されていきます。

作中世界の『命』のリアリティレベル

本作は人命や医療の扱いに関しても、現実世界に近いです。

普通の人間は、銃で頭や胸を撃たれれば死亡します。
頑強な肉体を持つ変異種[ミュータント]であっても、たとえば乗っている宇宙船が爆砕すれば、やはり死亡します。

 

サイバネ医療は発展していますので、四肢を失っても、機械義肢などに置換することは可能です。
ですがそれには、サイバネ手術を行う医師と、医療設備が必要です。
またいかなる技術をもってしても、失われた命を蘇らせることは不可能です。

病気に関しては、不治の病はまだまだ多く存在し、老衰も克服できていません。

アレイダ人の平均寿命は、地域にもよりますが、一般的には70歳前後(戦死者などは除く)。

医療技術が高いスコルーガで100歳前後。近地球圏で120歳前後。限界寿命は約150歳です。

作中世界のサイバネ医療(人体機械化医療)

作中のサイバネ医療技術は、頭脳以外の全ての部分を、人為的に造ることが可能なレベルです。
近地球圏ではその技術が確立していますし、スコルーガも同等の水準です。

 

機械義肢は比較的安価ですが、機械臓器は非常に高額です。
頭脳以外の全ての部位が機械である『全身義体』もありますが、これを実現するには、途方もないお金がかかります。

なお頭脳は現行技術では、どれだけお金と時間をかけようと、造る事はできません。
頭脳は『人の魂の在り処』であり、そればかりは機械化できないのです。

作中世界のアンドロイド(完全ヒト型自律機械人形) 【追加】

作中世界には、人体を機械化するサイバネ技術はありますが、

​頭脳を含む全てが機械化された『アンドロイド』は、現行技術では造る事ができません。

 

また仮に造れるとしても、外見的・精神的に人間と区別のつかないアンドロイドは、

人類社会の根幹を揺るがす存在として、国際的に製造が禁止されています。

同様に化学的に合成された人造人間『バイオロイド』も、製造厳禁とされています。

ですが法の目をかいくぐり、その禁忌の技術に手を染めようとする者も、時には現れます。

【作中世界の宇宙航行】

超光速航行 【追加】

大戦により人類は、多くの先進的科学技術を失いましたが、超光速航行の技術は辛うじて残りました。
その原理を詳しく知る者は少ないですが、いわゆる『ワープ航法』的なものは、

本作の世界でも一般的に使われています。

超光速航行には、『ジャンプドライブ』と『フォールドドライブ』の二種類があります。
以下にそれらについて、わかりやすさを優先し、極力簡易にまとめます。

 <ジャンプドライブ:安くて手軽な方>
  こちらはあらかじめ定められた『宇宙航路(後述)』に沿ってしか移動できませんが、

  発動に特殊資源を必要とせず、気軽に使用できます。
  作中で使われる超光速航行は、多くがこちらであり、民間にも広く普及しています。

 <フォールドドライブ:高くて速い方>
  こちらは宇宙航路以外のルートも移動でき、かつ航行にかかる時間も、ジャンプドライブの1/10です。
  しかし発動に『テルモナイト』という特殊鉱石を必要とし、
  一回使用するごとに多くのコストがかかります。
  専用のエンジンを積んでいる宇宙船しか使用できず、主に軍事に使われます。

宇宙航路 【追加】

主な惑星の間をつなぐ、目に見えない『道』のようなものです。
ジャンプドライブの使用時に通る、時空を超越したルートです。

地図上に記されている『航路=星と星をつなぐ白い線』がこれであり、
航路で繋がっているルートは、ジャンプドライブによって、比較的気軽に行き来できます。

いわゆる『ワームホール』や『位相空間ゲート』と、だいたい同じようなものだと思ってくださって結構です。

テルモナイト 【追加】

フォールドドライブを使うのに必要な、特殊鉱石です。
希少な資源であり、高額で取引されます。

アレイダにはいくつものテルモナイト鉱山があり、それにより大戦前は、大いに発展しました。
今もその鉱山は健在ですが、それ故に近隣大国から狙われています。

重力制御技術 【追加】

超光速航行の他に、大戦で失われなかった先端テクノロジーとしては、『重力制御』の技術が挙げられます。

大質量の宇宙船が、気軽に各惑星に離着陸できるのは、この技術が各船に搭載されているためです。

こちらも原理などは不明点が多いですが、重力制御を行うシステムや機関は多く現存しており、

その一部は劣化再生産も可能です。

宇宙航行や宇宙開発などに頻繁に使用され、作中の社会を支える、重要なテクノロジーです。

またその技術は、小さいものではエアカーなどの動力、

大きいものではアステロイド都市などの建造・維持にも応用されています。

【物語を彩る要素】

宇宙服

作中世界の宇宙服は、現代世界のものより、大きく進化しています。

用途に応じて様々なラインナップがありますが、大別すると以下の3種があります。

 ヘヴィータイプ(重量12kg/活動時間12時間)

  頑強かつ大重量な、全身装甲のような宇宙服。耐衝撃性に優れ、熱・酸・宇宙放射線なども遮断する。

  また内部冷却装置を完備しており、長時間の宇宙活動に適しているが、重力下では非常に動きづらい。

 ミドルタイプ(重量5kg/活動時間5時間)

  安全性と活動性を両立した、最も一般的な宇宙服。

  耐衝撃性はほぼないが、宇宙空間でも重力下でも、それなりに身軽に行動できる。

 ライトタイプ(重量3kg/活動時間3時間)

  軽量で柔らかく、ファッション性も高い宇宙服。

  外見は普通の服(作業用ツナギなど)とあまり見分けがつかない。もっとも防御性能も普通の服と変わらない。

サイバースペース

コンピューターネットワークによって構成された、仮想空間です。
内部はいくつもの階層に分かれており、複雑な入れ子構造となっています。

 

情報端末を使用し、この空間に疑似的に侵入することを『ネットダイブ』と呼びます。
ネットダイブした者の眼に、この空間がどう映るかは、そのサイバースペースの

整理状況や端末の性能に左右されます。

現実世界とは異なる法則で動く、いわゆる『電脳世界』です。
またその深層には、肉体を持たない『電子生命体』が存在しているという噂もあります。

マイクロチップ

体内に埋め込むタイプの、超小型電子端末です。
個人識別・電子マネーの決済などに使えるほか、犯罪者のGPS監視などにも使用されます。

 

近地球圏やその他の大国では、ごく一般的に使用されています。
民衆もそれを受け入れていますが、政府側にとっては、最もポピュラーな個人監視システムです。
もちろんアレイダでは、ほとんど普及していません(一部の軍などを除く)。

【作中世界の組織】

ブルーネットワーク 【追加】

組織無所属のフリーランサーたちによる、情報共有ネットワークです。

アレイダを見守るAI『アルファ』によって運営されています。

活動拠点などは特になく、組織と呼ぶには心もとないですが、

フリーランサーが各事件(=シナリオ)の情報を得るための、貴重な足掛かりとなります。

MU 【更新】

虐げられたミュータントの解放を望む、テロ組織です。
事前シナリオ『再刻の岐点』において、スコルーガの宇宙ステーションでテロ事件を起こしました。

首魁は変身能力を持つミュータント『シェイプシフター』です。

苛烈な武闘派テロ組織ですが、その成立には哀しい背景があります。

本作からほんの少し前の時代、ミュータントはあらゆる宙域で、激しく差別されていました。

『ミュータントは人類とは別種の存在であり、人権は適用されない』とされ、虐殺などが横行しておりました。

本作から18年前にも、星間統治機構『連合条約』によるミュータント滅作戦が行われ、多数の犠牲者が出ました。
 

連合条約は3年前に消滅しましたので、さすがに状況は少し改善されましたが、
差別意識そのものは、人々や社会に残っています。
近地球圏ではもちろん、アレイダ以外のほぼ全ての宙域で、同様の状況です。

MUがテロを起こした背景には、このような哀しい歴史と、積年の恨みと怒りがあります。
アレイダでは一部の保守派を除き、そこまでの差別意識はないですが、今後状況がどう転ぶかはわかりません。

かつて世界で起きた激しい弾圧が、アレイダで繰り返されないようにする為なら、MUは手段を選びません。

なおスコルーガのテロ事件は解決しましたが、主犯であるシェイプシフターは逃亡し、国際指名手配されました。

この事件は今なお進行中です。

ランカー

近地球圏行政府の直属組織です。

アレイダの秩序維持のため、近地球圏から派遣され、危険なロステクの回収と封印を行っています。

指揮官は『レヴナント』と呼ばれる、練達の古参兵です。

ですが組織の詳細などは、まだ明らかになっていません。

ストーリーの進行と共に、明かされていくでしょう。

宇宙教【更新】

作中における、世界最大の宗教団体です。

 

本作の時代から2000年ほど前、宇宙開拓を促進するために作られた、一種の人為宗教です。
教義はシンプルにまとめると、以下の通りです。
 
神とは宇宙そのものである
 
人類は宇宙の隅々まで活動領域を広げていくべきである
 
他宗教の信仰は侵さない。また宗教戦争は行わない

この平和的かつ前向きな教義が民衆に受けて、作中世界では広く普及しています。

組織のトップは『教皇』であり、その下に多くの信徒(男性はブラザー、女性はシスター)がいます。

ただし組織内は分裂しており、複数の教皇庁や宗派が存在するため、決して一枚岩ではありません。

なお非暴力主義の組織ですが、宗教弾圧などから教義や信徒を守るため、独自の武術を発展させてきました。

信徒を虐げる輩には、武術を修めたモンクたちが、怒りの鉄拳を食らわせます。

惑星なき医師団

惑星や国家の枠組みから独立した、医療関係者たちのNGO(非営利団体)です。
中立かつ公平な立場で、医療行為・人道援助活動を行うことを目的とし、設立されました。

アレイダ内の様々な医療関係者が所属し、紛争地域や医療僻地で、人道的支援を行っています。

バイシール屍兵団

いずれの国家にも属さない、フリーランスの傭兵組織です。

かつては武闘派の海賊団でしたが、他者から略奪するだけでは未来がないと考え、傭兵稼業に転身しました。

ですが現在は衰退しており、海賊に戻る者も多く、組織としては消滅しつつあります。

活動拠点は『見捨てられた星』タルガです。

【その他の用語

近地球圏

かつて地球があった場所の周辺に広がる宙域です。
大戦により地球は既に消滅したとされており、その周辺に残存する惑星群が、人類の中心地となっています。

 

大戦で壊滅状態に陥った宇宙各地の中では、比較的早くに復興を遂げました。
しかし『整然とした社会』を維持するため、社会の異端者への差別意識が、極めて強いです。
また政治的には混乱状態が続き、大戦の影響は、今も色濃く残っています。

大障壁

大戦末期に、近地球圏の周囲に張り巡らされた、巨大なバリアフィールドです。

 

宇宙船を含むあらゆる物体の侵入を遮るほか、電波などもシャットアウトします。
障壁内から外に出ることは可能ですが、一度出たら内側に戻ることは、極めて困難です。

 

なので近地球圏からアレイダに向かった移民船は、基本的に使い捨てであり、帰還することを想定していません。
移民たちが近地球圏に帰ることも、ほぼ不可能となっています。

連合条約

大戦前に設立された、人類の統一行政機構です。

 

かつては絶大な力により全人類を治めていましたが、大戦により甚大な打撃を受け、行政機能は大きく低下。
本拠地であった地球も消滅した事により、本来の力を失いました。

 

本作開始の時点では、既に完全崩壊しています。
辺境のアレイダ住民にとってはあまり関係ありませんが、一部の権力者層の間では、

それに代わる新秩序が模索されています。

共感者 【追加】

人の心を操る力を持つ、極めて強力なサイキックです。

36年前のアレイダに出現し、人類の支配を目論んだことで、アレイダ中を大動乱に陥れました。

この出来事は『共感者事件』とも『65年動乱』とも呼ばれ、

サイキックの脅威が人々に認識される契機となりました。

一方でアレイダ各国の社会が変革し、今日のアレイダに繋がる、大きな転換点ともなったのです。

リンゼイ船団 【追加】

CY3901年(作中世界での今年)に組織され、近地球圏からアレイダに大量の移民を送り込んだ、

大規模移民船団の正式名称です。

事前シナリオで描かれた『移民船』とは、これを指します。

『辺境再開発のパイオニア』『希望に溢れる新天地への箱舟』など、明るいイメージで宣伝されていましたが、

近地球圏の社会における異端者を、辺境宇宙に放逐する棄民政策の側面もありました。

こういった政策を採らなければ立ち行かないほど、近地球圏の社会は、閉塞しているともいえます。

SOL

かつて人類を滅ぼしかけた、暴走マザーコンピューターです。

本作の全ての始まりとなる存在です。

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元は人類の統治のために造られた、究極のスーパーコンピューターでしたが、その支配権を巡って各国が対立。

そして軍事独裁国家が手に入れた時点で、行動原理に異常が発生。全人類の抹殺を開始しました。

​​​

その後、数多の星を滅ぼし、人類に壊滅的打撃を与えましたが、生き延びた人々が団結し反撃。

アレイダにて最終決戦が行われ、死闘の末に破壊されました。

また本作から36年前に、共感者の手により復活しましたが、それも当時のクレギオンたちに撃破されました。